弘明寺の土天板

横浜の弘明寺を中心に活動されているアキナイガーデンの梅村陽一郎氏とのコラボレーションで土の天板を制作しました。弘明寺エリアで収集出来る土を主な材料とし、天然素材のみで仕上げています。

この取り組みは、塗装職人のなかむらしゅうへい氏とのプロジェクトです。舞台となる土地や所有者に所縁のある素材を対話を重ねながら選び出し、その素材を家具や家の壁や床に塗装することで、”ものの価値””ものへの愛着”とは何なのかを見つめ直します。この塗装方法は塗り足しや重ね塗りが可能で、万が一割れが出ても様々な素材で継ぐことが出来ます。そうしたメンテナンスを繰り返しながら長年使用することで、”もの”が育ち、また”ものへの愛着”も増していくと考えています。クライアントと受注者という既存の関係性を超えて、それぞれが生活する者として素材、そして”もの”と向き合う暮らしの選択肢となればと思っております。


いすみ古材研究所では、その土地や所有者に所縁のある素材を探し、その素材を天板に塗装するサービスを始めます。エポキシ樹脂塗装などの特殊塗装を得意とする中村塗装工業所のなかむらしゅうへい氏との協働プロジェクトです。こちらで用意する天板に限らず、お手持ちの机や椅子の天板・座面、既存の壁や床にも施工可能です。ご興味がおありの方は是非お気軽にお問い合わせください。

*上記にもあるように、このプロジェクトは敢えて施工直後を完成とはせず、生活の中で使用していくことで出る傷やヒビ割れなどもあらかじめ想定し、メンテナンスをしていくことで”もの”を育て、関わる人それぞれが主体的に”ものづくり”を楽しむことを目的とした取り組みです。もちろん施工直後の状態でも素材を生かした仕上がりを追求しておりますので、安心してお問い合わせください。

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