いすみ古材研究所とは
循環型ものづくりの仕組みを生み出すために、
デザイナーや、職人、研究者が集い、
対話し、創造するデザインファームです。
古材を通して、
持続的な生を再考し、
制作し続けるために
現在の画一的な生産過多と消費中心主義から1歩身を引いて考え直すためには、
拠点がある国吉の町の規模、東京との距離がふさわしいという直感がある。
経年した建物に身を置き、里山の景色に囲まれ、ものの価値について改めて考えてみる。
地域でのものの循環、持続的な生について思いを巡らしてみる。
そして、考える場と制作する場、頭とからだの距離を極力近づける。
そんな環境の中で、多様な経験と価値観が交わり、共創的に文脈を繋いでいく。
そのきっかけとして、古材という概念がある。
Mission
既に在るものを分解し、
その価値を共に再考、創造する
「既に在るものを生かす」ことから発想し、
デザイナーや職人、研究者が共にものづくりを実践する中で、
分解 → 再生産 → 一時的所有 → 分解という循環を念頭に、
その仕組みを構築する。
Vision
地域の資源を活かしながら、
循環型のものづくりの仕組みを
社会に浸透させていく。
身の回りの環境を深く見つめ直し、ものづくりのあり方を再定義しながら、
ものへの愛着が持続する社会を創造する。
生活する者それぞれがものづくりの当事者として、その楽しさを実感してもらうために、
ものづくりのプロセスに関わる機会をできる限り増やしていく。
令和元年、2年度 国土交通省「空き家対策の担い手連携・強化モデル事業」に
採択いただき、いすみ市と協働で活動。
What we do
-
企画・ディレクション
「既に在るもの」を生かすための仕組みづくりや
企画・ディレクションを行います。
作り手と使い手が共にある社会を俯瞰し、より長い時間の流れや
ものの循環を意識した取り組みを生み出します。 -
古材の回収
いすみを中心に房総エリアで古材の回収を行います。
我々として活用できると思うものに限りますので、
回収できないものもあります。 -
空間・プロダクト・グラフィックのデザイン
建築、空間、プロダクトからグラフィックまで幅広くデザインします。
「既に在るもの」を生かし、循環型のものづくりを探求します。
社会的意義や文化的背景を考慮の上、統一した世界観の中で
完成度の高いアウトプットに落とし込みます。 -
暮らしの記憶アーカイブ
古民家や歴史ある建物が取り壊されてしまう前に撮影します。
古材と植物を媒介にして、建物の記憶を写真に収めます。
いすみ地域では、ウェブサイトと小屋にアーカイブし、
暮らしの記憶として残していく活動も行います。
Member
-
髙橋慶成Yoshinari Takahashi
いすみ古材研究所共同代表
YTRO DESIGN INSTITUTE
クリエイティブディレクター・デザイナー -
奥村梨枝子Rieko Okumura
いすみ古材研究所共同代表
YTRO DESIGN INSTITUTE
一級建築士・宅地建物取引士 -
鈴木康義Yasuyoshi Suzuki
コーディネーター・アシスタントディレクター
設計事務所、不動産会社を経て
空き家問題に取り組む
Partner
-
田中正洋Masahiro Tanaka
デザイン事務所POINTの
パートナーを経て独立
住まい、茶室等を中心に設計を行う -
水内智英Tomohide Mizuuchi
デザイン研究者・プロジェクトディレクター・
デザイナー
名古屋芸術大学デザイン領域准教授 -
板垣潮美Shiomi Itagaki
VISION GLASS JP PRをメインに、
地域活性化プロジェクトなど
様々な“伝える仕事”に携わる -
岩澤平仁Hirahito Iwasawa
木造の伝統工法に精通し、
設計から施工管理までを通して実践
古民家再生の実績も豊富 -
松永康一朗Koichiro Matsunaga
まつながデザイン一級建築士事務所代表
イメージフォーラム映像研究所を経て
建築を独学 -
中村修平Shuhei Nakamura
エポキシ樹脂塗装などの特殊塗装を
得意とする中村塗装工業所代表